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木戸愛は和物がお好き 日本製が合うタイプのゴルファーとは?【契約フリーから学ぶクラブ選び】


2019年04月23日

年々クラブ契約をフリーにする選手が増えている国内女子ツアー。2018年には賞金女王のアン・ソンジュ(韓国)をはじめ賞金ランキングトップ5のうち3人が契約フリーという状態に。19年も大山志保、笠りつ子ら実力者たちがフリーとなり、様々なメーカーのクラブが入った14本で戦っている。
開幕戦で激写! 木戸愛のセッティングはこれだ【写真】
多種多様なクラブを選べるのは我々アマチュアも同じこと。つまり彼女たちのセッティングを見ることで、アマチュアが選ぶべきクラブが分かるのではないか。ということで契約フリーの選手の14本を徹底調査した。今回は木戸愛のセッティングを紐解く。
【木戸愛2019年開幕時のセッティング】
1W:ミズノ Mizuno Pro MODEL-E 9.5度
(グラファイトデザイン Tour-AD DF-50/S)
3W:ミズノ プロトタイプ フェアウェイウッド 13.5度
3UT:本間ゴルフ TW737 UT 19度
4UT:本間ゴルフ TW737 UT 22度
5I〜PW:ミズノプロ アイアン
AW:ミズノプロ S18 50度
SW:ミズノプロ S18 56度
SW:ミズノプロ S18 60度
PT:スコッティキャメロン セレクトニューポート2
木戸愛はプロ入りから長らくダンロップとクラブ契約を結んでいたが、1年間のフリー期間を経て16年に本間ゴルフと契約。その後18年にクラブ契約フリーとなり現在に至っている。
そんな木戸の19年開幕時のセッティングを、プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏はこう見ている。
木戸さんは、一見オーソドックスなスイングに見えますが、当て感といいますか、インパクトフィールで結果が変わってしまうタイプで、その辺りの上手さがある選手。フェース面でいうと、開いている時間が結構長くて、そこから急激なフェースターンを行うスイングといえます。
このタイプのゴルファーは、ちょっとイマドキのクラブよりもちょっと前のクラブの方が合うタイプと言えるかもしれません。いわゆる深重心とか、重心角が大きいなどといったクラブのフィーリングは良い感じはしないと思います。海外ブランド、特にPINGのクラブとは真逆のタイプのプレイヤーですよね。だから、彼女は国産メーカーであるミズノを使っていると思うんです。
フェースターンを急激にするということは、シャフト軸が自分のクラブを操作する基準になっていて、ヘッドはあくまでおまけという考え方なんですよ。だから、あまりヘッドの存在価値があったら困る。だから、彼女が入れている本間ゴルフの『TW737 UT』は超浅重心なんですよ。言い換えると、ユーティリティの顔をしたロングアイアンなんですよね。重心距離が短いのが売りなので、アイアンプレイヤーで浅いというよりは短重心距離を望むプレイヤーにうってつけ。
一般ゴルファーでいうと、大きいドライバーが苦手であったりとか、ドライバーとスプーンの距離があまり変わらないとかの人はこのタイプ。ドライバーで2、3ホール打って嫌になったからスプーンに変えたらベストスコア出た、とか、ちょっと前のタイガーみたいな方が木戸選手のクラブを参考にすると劇的に良くなると思います。
また、メーカーがコロコロとサーフィンするけど、結局日本のメーカーを選んでいる人もこのタイプの可能性があります。本人や周りからすると打感で選んでいるとか、素材で選んでるという認識なんですけど、実はそうじゃないよ、と。短重心で選んでいる可能性は高いよ、と言えますね。
こういうタイプの人は、最終的にはいいフェアウェイウッドと出会えるかどうかだと思います。短重心が合うプレイヤーは、フェアウェイウッドがだいたい苦手なパターンが多い。ちょっとでも「当てはまるな」という方は、ぜひ日本メーカーのクラブを色々試してみてください!
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。


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