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西武本田圭佑、先発ローテ奪取へ猛アピール 「自分のできることをやって1軍に」


西武本田圭佑、先発ローテ奪取へ猛アピール 「自分のできることをやって1軍に」

2019年02月06日

菊池雄星の移籍でチャンスも「とにかく自分のこと」

 西武4年目右腕・本田圭佑投手が南郷キャンプ第2クール2日目となった5日、ブルペン入り。前日にフリー打撃に登板し“2連投”となったが「クイックモーションでの投球」をテーマに、塁上のランナーを想定しながら、変化球を交えて93球を投げ込んだ。

 若い投手が多い西武・南郷キャンプ。エース・菊池雄星投手が移籍したことでチーム内競争は必至の状況だが「周りへの意識はない」と本田は語る。「とにかく自分のこと。雄星さんが抜けてチャンスという気持ちも、もちろんありますが『自分のできることをやって1軍に食い込む』ということだけ。どんどん自分をアピールしてやろうと思います」と、まずは自分がやるべきことをしっかり見据えている。

 昨年の契約更改時「自分の強みをちゃんと見つけなさい」と球団から指摘された本田は「コントロールと緩急。そこを武器にしていきたい」と自分自身を理解。その武器を使えるようにするため、やるべきことはいろいろあるというが「まずは、自分の理想のフォームで安定して投げられること」と、投球フォームの重要性を強く意識している。

 それは今キャンプ中の動きからも見て取れる。ブルペン投球の合間に限らず、ウォーミングアップやキャッチボールなど他のメニューの間にも、頻繁に投球動作を確認している。

 具体的には、投球時に振り上げた右腕の位置の高さと胸の張り。そして、右腕の位置の高さを保ちつつ、下半身は軸足である右足から、踏み出した左足への体重移動を振り上げた右腕より先に移動させるというもの。さらに投げる時の重心が常に下半身にいくように、時折小さく飛び跳ねるなどの動作も行っている。

「腕が遅れて出てくるような形です。トップ(右腕の位置)を崩さないまま、体重移動ができるように。投球ではわずか一瞬の動きの確認です」

潮崎2軍監督(当時)からの「フォームをちょっと見直してみたら」がきっかけに

 その動作確認をするようになったのは昨年8月。1軍登板1試合で再び2軍落ちして以降のことだった。

「潮崎2軍監督(当時)に『フォームをちょっと見直してみたらどうだ』と言われたことがきっかけでした。(フォームを)変えていくには体の状態も悪かったので、コンディショニングコーチの方にサポートしていただきながら、一緒に作り上げてきました」

 試行錯誤の結果、現在のフォームに確かの手応えを感じている。昨年11月、台湾で行われたアジア・ウインターリーグに参加し4試合に登板。21イニングを投げ、2勝1敗1ホールド、防御率1.29の好成績を挙げた。

「投げる時の『理想の形』が自分の中にあるのですが、やはりいつもコンディションが違うと感覚ってどんどん変わってしまうので、軸になるものがないといけない。なので、僕は常にその動作をやっているという感じです」

 変化は容姿にも表れている。昨年から伸ばしている口元のヒゲだ。1軍昇格時には剃っていたのだが、実は去年から伸ばしていたのだという。

「去年、ファームはヒゲは整えていればOKだったので、最初は興味本位での伸ばしていました。1軍にあがるときには『そろそろいいかな』と一度剃ったのですが、再び2軍に落ちたときに『なんかを変えたい』と思って」と、チーム内でも好評なのだという。ここまでプロ通算8試合に登板し0勝1敗、防御率8.59。進化した姿を見せつけ今季こそ待望のプロ初勝利を奪いにいく。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)


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